医療福祉業界ピックアップニュース
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文書作成日:2025/12/04
総合経済対策/報酬改定を待たず、処遇改善を前倒し

 「赤字の医療機関・介護施設を中心に、報酬改定を待たず、前倒しで、補助金をパッケージで措置」

 これは、2025年11月21日に行われた高市首相の記者会見の資料で示された内容です。

 同日閣議決定された総合経済対策の中で、「医療・介護等支援パッケージ」が緊急措置されており、2025年度補正予算に盛り込まれました。

 上述の記者会見は、この総合経済対策等を説明するものです。医療・介護の処遇改善については、以下のように記されています。

  • 賃上げに取り組む医療機関で働く従事者⇒+3%(半年分)
  • 介護事業者全般⇒月1万円(半年分)

[出典]記者会見資料より

 これについて、首相の発言は次のとおりです。

 「国民の皆様の命と暮らしを守るため、赤字の医療機関・介護施設を中心に、報酬改定の時期を待たず、前倒しで補助金を医療・介護等支援パッケージにて緊急措置します。処遇改善につきましては、賃上げに取り組む医療機関で働く従事者に対して、プラス3パーセントの半年分の賃上げ、介護従事者全般には月1万円の半年分の賃上げを措置します。」

 具体的な支援の詳細は、2025年11月28日に閣議決定された2025年度補正予算案に示されています。今後の動向にもご注目ください。

[参考]
 首相官邸「総合経済対策等についての会見(2025年11月21日)
 内閣府(閣議決定内容)「「「強い経済」を実現する総合経済対策」について(2025年11月21日)
 厚生労働省事務連絡(2025年11月21日発出)「「「強い経済」を実現する総合経済対策」における介護分野の「医療・介護等支援パッケージ」及び「重点支援地方交付金」による支援について
 厚生労働省「令和7年度厚生労働省補正予算案の概要

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