ここでは今年3月に発表された調査結果(※)から、介護職員の給与に関する情報をみていきます。
調査結果から、医療・福祉施設等(10〜99人規模)における男性介護職員の所定内給与額等を年齢・経験年数階級別にまとめると、表1のとおりです。
男性の経験年数計をみると、男性計は所定内給与額(以下、給与額)が25.3万円、年間賞与その他特別給与額(以下、賞与等)が56.5万円でした。経験年数計の年齢階級別では、給与額は45〜49歳が、賞与等は40〜44歳が最も高くなりました。
次に女性介護職員の所定内給与額等を年齢・経験年数階級別にまとめると、表2のとおりです。
女性の経験年数計では、女性計の給与額が23.0万円、賞与等が46.3万円となっています。経験年数計の年齢階級別では給与額・賞与等ともに55〜59歳が最も高くなりました。
貴施設における給与等の参考情報等としてご活用ください。
(※)厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
ここで紹介したデータは2023年6月分の所定内給与額です。所定内給与額は、労働契約等であらかじめ定められている支給条件、算定方法により支給された現金給与額のうち、超過労働給与額を差し引いた額で、手取り額でなく、所得税等を控除する前の額です。年間賞与その他特別給与額は2022年の1年間における賞与、期末手当等特別給与額です。
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